「オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド」を読んでの感想

My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド

My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド

 Ruby界の重鎮でありミュージシャンでもあるChad Fowlerが実体験をもとに書いた本を読みました。読んだきっかけは「JavaからRubyへ」で紹介してたからです。
 著者自身がインドに1年以上住み、その体験を元に今後どうすればよいかということを書いた本です。いままでのオフショアの雑誌の記事はインドに住んだ事もない記者が想像で書いた記事が多かったのですが、この本に書かれている事は実体験を元に書かれているので凄く現実味を感じつつ読めました。
 一番印象的だったのは「インドで学んだこと」の項の「米国人には社会基盤と富があり、自分の人生を選択する自由がある。」です。これは、実は現時点のインドにはマネのできない部分ではないかと思います。オフショアに接するときに留意するといいかもとしれません。

 今年読んだ本で一番おもしろかったかも。オススメです。
 あと2,3回は読み返したい本でした。