SQL ≠ リレーショナルモデル
はてなブックマークを覗いていたら、おもしろそうな記事があったので読んでみました。
これは新しいデータベースのムーブメントで、「SQL=リレーショナル」ではないデータベースの事を指しています。
「SQL=リレーショナル」という記述を見て思い出したのですが…
データベース界の巨匠でおなじみ(?)のC.J.Dateの『データベース実践講義』の冒頭の一文です。
データベース実践講義 ―エンジニアのためのリレーショナル理論 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: C.J.Date,株式会社クイープ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 大型本
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冒頭の一文を抜粋してみました。
リレーショナルモデルの知識は多少あるが、十分には理解していない人を対象にしている。〜もう少し具体的に言うと、SQLに関する知識は確かにあるだろうが、リレーショナルモデルに関する知識がSQLの知識にのみ基づくものであるならば、リレーショナルモデルを十分に理解しているとは言えない。自分が知っていると思い込んでいるものはおそらくリレーショナルモデルではない。
注意
SQL ≠ リレーショナルモデル
例として、SQLではあまり明らかでないリレーショナル絡みの問題をいくつか挙げてみよう。
- データベース、関係、タプルの定義
- 関係と型の違い
- 関係値と関係変数の違い
- 述語と命題の関連性
- 関係値を持つ属性の妥当性
- 整合性制約の重要な役割
と、冒頭から迫力のある本です。
ぜひ、おすすめの一冊です。