『ソフトウェア・テストの技法 第2版』は確信をついてる!

ソフトウェア・テストの技法 第2版

ソフトウェア・テストの技法 第2版

  • 作者: J.マイヤーズ,M.トーマス,T.バジェット,C.サンドラー,Glenford J. Myers,Todd M. Thomas,Tom Badgett,Corey Sandler,長尾真,松尾正信
  • 出版社/メーカー: 近代科学社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本
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 『ソフトウェア・テスト技法 第2版』を購入してきました。私の生まれた1979年に出版された本です。今現在、ソフトウェアの古典として広く知られる本で、いろんな人がブログに書評を書いています。しかし、20〜30年そこらで古典と評されるなんて、この世界って若いんですね。

 第二章まで流し読みしたのですが書いてある事が確信をついていてドキッとします。
 参考までに第二章の「活発なプログラム・テストの指針」を抜粋しておきます。

原則番号 原則
1 テスト・ケースの必須条件は、予想される出力または結果を定義しておくことである。
2 プログラムは自分自身のプログラムをテストしてはならない。
3 プログラム開発グループは、自分たちのプログラムをテストしてはいけない。
4 それぞれのテストの結果を完全に検査せよ。
5 テスト・ケースは、予想できる正しい入力条件ばかりでなく、予想しないあやまった場合も考えてかかなければならない。
6 プログラムをしらべるのに、それが意図されたように動くかどうかをみただけでは、なかば成功したにすぎない。残りの半分は、意図されなかった動きをするかどうかをしらべることである。
7 プログラムが本当に使い捨てのものでないかぎり、そのテスト・ケースも使い捨てにしてはならない。
8 エラーはみつからないだろうという仮説のもとにテストの計画をたててはいけない。
9 プログラムのある部分でエラーがまだ存在している確率は、すでにその部分でみつかったエラーの数に比例する。
10 テストとは、非常に創造的であり、知的に挑戦しがいのある仕事である。

「テストとは、非常に創造的であり、知的に挑戦しがいのある仕事である。」はポール・グレアムもビックリの格言ですね。
続きは明日からゆっくり読もうと思います。