「MySQL Users Conference Japan 2007」の1日目に行ってきました
「MySQL Users Conference Japan 2007」の1日目に行ってきました。
1番の感想は「Brian Akerって意外と普通の人だった」です。なんか、もうすこしヤバい人を想像していたのですが。(Brian Akerって右の写真の人でMySQL ABの偉い人)
あと、今年になってまつもとゆきひろさんの講演を聴くのは7回目です。プレゼンの資料のフォーマットは毎回決まっていたのですが、今回は想定外でした。いつもは文字だけなのですが、今回はじめて絵柄の入ったプレゼンでした。本の表紙の画像を貼っていました。先週、開催されたITpro Challenge!のときの鵜飼さんのプレゼン資料に似ているような気がするのですが…もしかして…。
私の参加したセッションは以下です。
- ご挨拶
- ステファン・ノレーン閣下
- 駐日スウェーデン大使
- 講演者
- 多数
社内外の開発者が参加する MySQL の開発モデル
Kaj Arno
VP Community Relations, MySQL AB
詳細
MySQL はスタート時点から既にオープンソースで、また2000年からは GPL でしたが、MySQL の開発プロセス自体はほとんど社内が中心でした。会社の2007年の目標の1つに、開発モデル全体の開示があります。
- 既に公開された社内のツールが十分にオープンなことを確認する(bugs.mysql.com のバグ・システムおよび BitKeeper によるソース管理システム)
- 当社の詳細なロードマップと仕様である Worklog を公開し、「MySQL Forge」でコメントを求める。
- 当社の非公開 Wiki から MySQL Forge の Wiki への内部文書の公開
- 社内チャット・セッションをオープン化し、非公開 IRC サーバから Freenode(フリーノード)へと移行
このセッションでは MySQL が目指す、社内外の開発者を結びつけるネットワークづくりについてご説明します。
開発者を募集中!との事です。
このセッションはだいたい詳細通りだったのですが、最後に観客からの質問で「開発の情報交換に使う言語は?」との質問に「共通言語は英語だ。ロシア人の英語はひどい。私も英語は母国語ではない。」とのことでした。
Web 2.0 に向けた MySQL アーキテクチャ
詳細
Web サイトを作った後で規模を拡張する場合、どのような問題が発生するでしょうか?ここでは大規模な Web サイトへと拡張する際の問題点について考えます。特に、そのような課題を解決するために MySQL をどう使うか、また MySQL を使うべきでない場合などについても説明します。この話題は規模拡張の問題を解決したいと考えている人や、直面する課題を理解したい人に適しています。
- 講演者紹介
- Brian Aker
- Director of Architecture, MySQL AB
Web や OEM、電話向けに MySQL データベースを構築し形成していく際の技術の方向性を定め、その機会を追求することが役割。豊富な自由時間を使い Apache や Perl のモジュールに取り組み、Asterisk 電話システムを活用している(そのため作業拠点の電話番号は持たない)。また以前は Army Engineer Corps、The Virtual Hospital、Splunk、Slashdot といったプロジェクトにも関わっていました。彼は愛犬のロザリンと共にシアトルに住んでいます。
普段はGoogleやYahooのストーカーをしているとのこと。(会場笑い)
Slashdotの例で解説してました。
後から資料はダウンロードできるようになるとの事でした。
こちらの方が詳しくまとめてます。今、読んでたのですが見入ってしまうほどよくまとまってます。